ドライフードとは干して水分の抜けた食材のこと。乾物とも呼ばれ、干物、干し芋、ドライフルーツ、ジャーキーなどもドライフードの一種。
食材を干して水分が抜けるとどうなるのか。それはもう驚きの連続で、これは知っておかなきゃ損かも?!というくらい、声を大にしてお伝えしたいことをお届けします。
教えてくれたのは、10年以上ドライフードを楽しんでいるフードコーディネーターのHapiさん。
たしかに!と納得の道理。食材を買い込んだものの、包装袋に入れたまま水分がたまり、気付けば冷蔵庫の中で腐っていた……なんて経験、あるあるではないですか?
食材にもよりますが、数時間干してまだ少ししっとりしていたらセミドライ。半日以上干してカラカラに水分が抜けきったらドライ。
保管方法は、ビンや保存袋に入れて、セミドライは冷蔵庫、ドライは基本常温でOK(※食材による)。
例えば、食材を購入して半分はフレッシュの状態で冷蔵庫へ、もう半分はカットして天日干しにして長期保存!そうしたら週の前半はフレッシュ野菜を楽しんで、後半はドライフードをそのままスープにしたり戻してメイン料理にしたりと、食材を無駄にすることなく使い切れますね。
太陽の陽を浴びて水分が抜けると、食材本来の栄養素と旨味が凝縮。するとフレッシュ以上に栄養価が高まり、食感や風味も上がるんだとか!
実際にレモンとシソを干して、デトックスウォーターを作ってみました。フレッシュの時は少しえぐみを感じたのですが、ドライにすると爽やかな香りとレモンの甘酸っぱさがバランスよく味わえとっても美味しい!
お天気の日にザルの上に置いて半日干し、ボトルに水とともに入れるだけ。簡単なのでぜひ一度お試しあれ!(※風が強いとシソは飛んで行ってしまうのでお気をつけて)
ドライフードづくりはとっても簡単。誰でも手軽にはじめられるから、親子で野菜の変化を楽しんでみるのもいいですね。
作り方は、野菜を切る→ザルや網などに並べる→干す。ザルなどは意外と実家に眠っていたり、100円ショップでも簡単に手に入ります。
野菜の水分が抜け、その分軽くなり持ち運びやすくなります。キャンプや登山など、荷物を減らしたい、現地で調理をする手間を省きたい、時短料理がしたい!そんな時に、事前に干してストックしておいたドライフードが便利なんですね。
簡単なのは
●ドライフードのグリル×アウトドアスパイス
●チューブ味噌×お好みのドライフード
●鍋×ドライフード
など、そのまま焼いて食べたり、お湯を沸かしてお味噌汁や鍋にしたりと、すぐにご馳走ができちゃいます。しかもフレッシュ食材より栄養価も旨味もUPなんて一石二鳥!
長期保存できるということは、万が一の備えとして防災にも役立つのでは? と、まだまだ魅力がたくさんあるドライフード。誰でも手軽にはじめられるので、この機会にぜひドライフードを楽しんでみてはいかがでしょうか。